歯ぎしりには種類があります。
歯のこすりあわせ(グラインディング)
一般に『歯ぎしり』といわれるもので、強い力で歯をすり合わせてギリギリ。
歯の噛みしめ(クレンチング)
音はほとんどしませんが、強い力でギュ~っと歯をくいしばる症状。
歯を鳴らす(タッピング)
下の歯を上下に、カチカチとかカチンカチンと歯を動かす症状。
これらを総称して「ブラキシズム」といいます。
『歯ぎしり』が続くとこんな症状が出てきます。
歯の表面のヒビが入る
詰め物、かぶせものが取れやすくなる
歯が割れる(ヒビから進行した状態)
歯がすりへる
歯ぐきの境目がへこんでいる
歯と歯ぐきのさかい目は力が集中しやすい。
歯ぐきがやせて下がる
骨隆起(上顎)
繰り返しかかる強い力に対して骨が厚くなる
骨隆起(下顎)
下顎の舌側にできる
下の圧痕
舌の横に歯型の痕がつき、舌がギザギザになる。
顎関節症
歯ぎしりによって顎の筋肉が疲れてしまい、痛みを感じたり関節に障害が出る
その他
歯と歯ぐきの境目に細菌がたまりやすくなり歯周病が悪化したり、
かみ合わせの面が平らになり、歯並びに影響したり、
側頭筋が緊張し、頭が締め付けられているような頭痛や肩こりを起こします。
筋肉を過剰に使うため、顎の筋肉だけが発達し、エラがはったようになるため、美容にも影響します。
歯ぎしりの緩和のためにマウスピースをお勧めします。
歯ぎしりですが、マウスピース(スプリント)で歯を守ることができます。
就寝時に、マウスピースを装着すると歯への負担が軽減されます。
上記の症状の予防ができます。
当院では歯型をとって、
歯や顎の大きさに合ったオーダーメイドのマウスピースを作成します。
健康保険が適用されますので費用はそこまで高価ではありません。
気になる方は是非ご相談くださいませ。
また、保険はききませんが、マウスピース型筋機能矯正装置を販売しています。
こちらは、歯ぎしりから歯を守る、口腔習癖を治す、咬合を正しい位置に直す目的で使用します。
大人の方ですと、かみ合わせが深い、出っ歯気味、口呼吸をしている方には効果が出やすいです。
一度試してみる価値ありの動画