中学校3年生は、3月31日まで医療費が0円
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子どもも歯周病になるの?→なります。
歯周病は【歯の周り】の歯ぐきなどの【病気】なので、子どもも歯周病になりますが、子どもの場合は プラーク(細菌の塊)が原因で、歯ぐきが赤くはれて、ブラッシング時などに出血する【歯肉炎】になります。
学校からもらってくる歯科検診の紙に【歯肉炎】に〇がついていたら、要注意です。
歯肉炎とは、歯に付着するプラーク(細菌)が原因で、歯肉が赤くなって腫れて、出血しやすい状態の歯肉です。
萌出性歯肉炎・・・永久歯が生える時は磨きにくいため、歯肉炎になりやすいです。
不潔性歯肉炎・・・歯みがきが行き届かない時。口呼吸が原因で口の中が渇き気味になると、唾液で流れるはずの細菌が歯や歯肉に付着し繁殖するため、治りにくい場合があります。
思春期性歯肉炎(10~15歳)・・・歯磨きが行き届かないのも原因ですが、それに加え思春期のホルモン分泌の変化による炎症助長の結果の歯肉炎です。歯肉の著しい腫脹と出血が特徴的傾向です。
若年性歯周炎(13~15歳)・・・免疫抵抗力の低さ、遺伝があると言われています。原因は、A.a菌と呼ばれる歯周病菌です。当院では、【P.g菌は悪だ!!】というスライドを流しておりますが、A.a菌は、生体防御を担う白血球を攻撃する細菌で、特別な毒素を産生します。この菌が歯周ポケット内で繁殖すると、歯周炎の症状もどんどん進行していきます。悪い菌さんですね(´;ω;`)
A.a菌=アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス (Aggregatibacter actinomycetemcomitans) =レッドコンプレックス3菌種の中に分類されることもあるほどの菌
磨けていない部分にプラーク(細菌の塊)が溜まって、歯ぐきの発赤・腫脹・出血・痛みがおこります。歯のまわりのプラークを歯ブラシで取り除くことで治ります。
出血したから、【ブラッシングをやめました】と出血が怖かったり、痛かったりで歯ブラシを当てないようになると、治りが遅れたり、再発する場合があります。
歯肉炎になったら
ほとんどの歯肉炎は磨き残しが原因です。
歯と歯の間は歯間ブラシやデンタルフロスが役に立ちます。歯と歯ぐきの境目のプラーク(細菌の塊)もブラッシングで除去できると良いです。
よく磨けているかの判断は自分では難しいため、磨き残しをチェックする染め出し液を使用することをお勧めします。
正しいブラッシングをすると、歯肉の炎症(出血、腫れ)は数日で治まり、1週間ほどで腫れも治まってきます。最長でも10日間ほどあれば十分です。正しいブラッシングを続けることにより、歯肉炎に悩まされることはありません。
歯肉炎の状態で【マイオブレース】を使用すると、悪化する場合がありますので、一度ご相談くださいませ。