知覚過敏とは、
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、冷たい空気にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みです。
知覚過敏の原因は
歯ぎしりをする(マウスピースを作る)
かみ合わせが悪い、噛み締めが強い(咬合調整してもらう、歯のくいしばりに気を付ける)
歯みがきの力が強すぎる(歯ブラシの圧を弱くする)
歯石除去後(今まで覆いかぶさっていたものを急に除去することで象牙質がびっくりする一時的な痛み)
歯周病(はぐきが下がり、歯の根元部分が露出する)
加齢による歯ぐきの後退(歯ぐきが下がり、歯の根元部分が露出する)
炭酸飲料や酸っぱいものをよく口にする(それらの食べ物飲み物をやめる)
歯のホワイトニング(薬剤の刺激によるもの)
神経の近くまで金属で補われ、つめ物と神経の距離が近い。(1か月くらいすると象牙質が安定し、痛みが軽減される)
歯の破折(すぐに治療をお願いします)
などが考えられ、体調が悪い時にも症状がでる場合があります。
知覚過敏を放置すると
歯みがきをすると痛みを感じるため、歯みがきがおろそかになってしまいます。
たまった歯垢(プラーク)から出る毒素により、痛みはより強くなります。
自分でできる知覚過敏の改善法
1.知覚過敏用歯磨き粉を使う(成分の硝酸カリウム(カリウムイオン)が歯の神経の周りにバリアを作る)
2.キシリトール100%ガムをかむ(唾液を出して、カリウムやリン酸などの歯の成分であるミネラルを補う)
3.CPP-ACP(⚠️牛乳由来成分)が市販品の2倍配合されたリカルデント 粒ガムをかむ(CPP-ACPは非結晶性のリン酸カルシウムで、エナメル質や象牙質の隙間を埋めて、歯のしみを防ぎます)
3.フッ素ジェルをぬる(フッ化第一スズが配合されたジェルをぬって30分飲食を控える)
5.フッ素配合の洗口剤でうがいをする(再石灰化を促す)
当院では、シュミテクトのサンプルをお配りしております。試してみたいときは、いつでもお申し出ください。ご家族の方のためにも是非お持ち帰り下さいませ。